【来週の相場予想】日経平均最高値！でも出来高減少…｜関税と米露会談リスクどう読む？

2025年8月17日 2025年9月4日

日経平均が史上最高値を更新。しかし「出来高が細る最高値」は過去の天井局面と似た危うさを孕んでいます。
さらに、関税交渉の余波や米露会談の政治リスクが火種に。来週はジャクソンホール、貿易統計と重要イベントが目白押し。
今回は、プロ視点で「やばい」兆候と戦略を徹底解説します。

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日経平均が最高値更新！でも出来高は“やばい”減少傾向

先週の日経平均は史上最高値を突破。市場は「関税リスク一服」「企業業績が想定より底堅い」という見通しに支えられました。
ただし、懸念点も鮮明です。最高値にも関わらず出来高が減少これは「買い手が減った状態で価格だけが吊り上がる」典型的な天井サインでもあります。

4月の関税ショック以降、市場は敏感に反応してきました。直近の交渉で一時的な合意に至ったものの、追加関税の可能性は完全には排除できません。
特に半導体・自動車といった輸出依存度の高いセクターは、再び「関税やばい」ヘッドラインに振らされやすい地合いです。

米露会談は「前進」と報じられた一方、米国内のリベラル勢力は「屈した」と批判。
もし「米国の国力低下」と市場が判断すれば、海外投資資金の流出を招く恐れがあります。
来週はこのテーマが再燃しないか、売買残高に注目が必要です。

スクロールできます

シナリオ	条件	日経平均の想定レンジ	戦略
強気シナリオ	ジャクソンホールがハト派、貿易統計も無難	43,000円台突破へ	押し目買い＋成長株（半導体・インバウンド関連）
中立シナリオ	イベント無風、出来高は伸びず	42,000円前後でレンジ	短期のレンジ売買、キャッシュ比率高め
弱気シナリオ	タカ派発言＋米露リスク再燃	41,000円割れの調整	先物ショート＋ディフェンシブ銘柄へのシフト

日経平均の最高値更新は確かにポジティブですが、出来高の細り＝やばい兆候も無視できません。
来週はイベントリスクが多く、「強気すぎず・弱気すぎず」ポジション調整がベストな戦略といえます。