米株反発—トランプ発言で貿易懸念後退、地銀・原油・貴金属も動意

10月17日の米株式市場は反発。トランプ大統領が中国との会談見通しに前向きな発言を示し、週初からの神経質な値動きはいったん落ち着きました。地銀セクターは前日の急落から切り返し、指数も持ち直しに寄与。半面、オラクルはAIクラウドの供給能力を巡る不安で下落しました。原油は小反発、金・銀は利下げ思惑とボラ拡大の中で反落。FRBムサレム総裁は「10月会合での25bp利下げ支持に傾く」趣旨を示唆しています。

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【Point!】|3分で把握

  • トランプ大統領が「習主席と近く会談」「関税応酬は持続可能ではない」と発言、リスクオフ後退で株が反発。
  • 地銀は決算や見直し買いで持ち直し(KBW地銀指数+約1.2%)。
  • オラクルはAIクラウドの供給能力懸念で下落。
  • FRBムサレム総裁、10月FOMCの追加利下げを支持する可能性。)
  • WTI 57.54/Brent 61.29と小反発も、IEAは供給過剰見通しを上方修正。
  • 金は4,213ドル前後、銀は50ドル台で反落の局面。

マーケットサマリー|10/17 現地

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資産終値・現値前日比ポイント
S&P500小幅反発+約24pt大統領発言でセンチメント改善。)
地域銀行(KBW)反発+約1.2%前日の急落から持ち直し。
WTI$57.54+0.1%小反発も需給は緩み方向。
Brent$61.29+0.38%供給過剰観測が上値抑制。
金(先物12月)約$4,213-2.1%利下げ観測でも利益確定優勢。
銀(スポット)約$50〜51-4〜6%高騰後の調整色。 

株式—反発の主因は、「政治ヘッドライン」と地銀の安堵

大統領の対中発言で、通商摩擦の激化観測が後退。前日に売られた地銀は「悪材料出尽くし+決算の底堅さ」で切り返し、指数押し上げに寄与しました。大型ITはまちまちで、オラクル(ORCL)はAIクラウドの供給能力不安が再燃し軟調。

地銀—信用コストは想定内、ただし選別が続く

ZionsやWestern Allianceの与信懸念が蒸し返されつつも、総じて「想定内〜やや無難」な決算が確認され、バリュエーション面の支えもあって自律反発。週次ではボラは高く、引き続き個社選別が鍵です。

出典:ロイター

金利・FRB—ムサレム総裁「10月利下げ支持に傾く」

セントルイス連銀のムサレム総裁は、雇用の減速下支えを理由に10月会合での利下げ支持の可能性を示唆。一方で、データ欠落(政府閉鎖影響)や関税の不確実性も強調し、会合ごとに判断する姿勢です。市場は25bp利下げを軸に織り込みを進めています。

出典: Reuters

原油—小反発も構造は供給過剰へ

WTIは$57台、Brentは$61台に小反発。ただし、IEAは2025年以降の供給過剰見通しを上方修正、米在庫も増加傾向で、先物は順ざや基調。価格の上値は重い構造が続きます。

出典:OilPrice.com

金・銀—イベント通過で反落も、ボラ継続

年初来で急伸してきた貴金属は、10/17は利益確定で反落。金は$4,200前後、銀は$50台。利下げ観測と地政学が支えつつも、短期は過熱感の調整が主体。

出典:investing.com

【投資戦略】—押し目買い主体だが「ヘッドライン耐性」を確保

  1. 米大型株:利益成長が確認できる銘柄を軸に段階的に押し目拾い。ヘッドラインに左右されやすい局面では、分割エントリー徹底。
  2. 地銀:健全性指標(預貸ギャップ、与信費用ガイダンス)で選別。イベント前後の逆張りはサイズ小さめに。
  3. コモディティ:原油は戻り売り優位、金は押し目形成待ち。期近と期先のカーブ(順ざや)も要確認。

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よくある質問|FAQ

今日の反発は継続する?

政治ヘッドライン次第。地銀不安と高バリュエーションが重石。分割買いが無難。

金・銀は弱気転換?

短期は調整。構造要因(利下げ観測・CB買い)は支え。押し目判定はボラ前提。

原油はどこまで重い?

IEAの供給増見通しと在庫増で上値は限定的。需要サプライズがない限り戻り売り優勢

免責:本記事は情報提供のみを目的とし、特定の投資行動を推奨しません。価格・指標は執筆時点情報で変動します。

出典リンク(まとまっていて分かりやすい一覧)



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