今週の相場シナリオ-2025.5.12〜16

1.トランプ大統領の関税交渉

またトランプ大統領は、各国と関税交渉を進めていますが、先週末よりアメリカは特にイギリス、中国との間での関税交渉を進めています。これらの交渉は、貿易関係における重要な転機を迎えており、特に中国との関係は市場に大きな影響を与えると考えられています。アメリカが関税を維持または引き上げる場合、貿易戦争が激化し、企業利益や消費者物価に悪影響を及ぼす可能性があります。一方で、交渉が成功裏に進展する場合、マーケットはポジティブな反応を示し、リスクオンのムードが強まるでしょう。

2.実態経済の影響

交渉の進展にかかわらず、実態経済の指標(例えば、失業率、消費者信頼感、製造業の活動など)が後退する場合、株価は再び下落するリスクがあります。特に、消費や消費者物価指数が鈍化すると企業の収益に影響を与え、株価には下押し圧力がかかります。したがって、今週は重要な経済指標の発表があることも踏まえて結果発表には注視が必要です。

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1.重要指数の動向

週末の関税交渉のニュースを受けて、各国の重要な株価指数(例:S&P 500、ダウ・ジョーンズ、日経平均など)が上昇しました。しかし、テクニカル指標を用いると、トランプ関税ショックの高値に戻ってきておりますので、最高値を更新するにも再度、調整を経てから更新ると考えています。特に、フィボナッチリトレースメントを用いると、重要なレベルでの反発やサポートが確認できます。

2.上値の重さ

価格がフィボナッチの100%戻しを達成した場合、通常は利益確定の売り圧力が強まることがあります。このため、上昇局面では短期的な調整が起きやすく、トレーダーは慎重にポジションを管理する必要があります。また、移動平均線やRSI(相対力指数)などのオシレーターも、過熱感を示す指標として活用できます。

また、下記のチャートはS&P500なのですが、S&P500などであれば$5,900.00を最終防衛ラインと考え空売りすると確率高くはまるのではないかと考えています。

S&P500チャート(2025.05.12-22:30頃)

投資戦略の提案

市場の変動が激しくなる可能性があるため、ストップロスや損切りラインを明確に設定することをお勧めします。また、ポートフォリオの分散を図り、特定のセクターや資産に依存しないようにしましょう。

トランプ大統領の発言や経済指標の発表を定期的にチェックし、市場のトレンドを把握することが重要です。

テクニカル指標を用いてエントリーとエグジットのタイミングを計ることで、より効果的な取引が可能です。特に、サポートラインやレジスタンスラインを意識しておくと良いでしょう。

このように、ファンダメンタルとテクニカルの両面からの分析を行うことで、より精度の高い投資判断が可能になります。マーケットの動向を注視しつつ、柔軟なアプローチを心掛けてください。

著者:Mr.レバレッジ

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