日経の天井=為替の底|ドル円「週足ライン」×先物手口×崩れのショート【完全攻略】

【結論】

いまの日本株の強さは「円安を背景にしたマネーフロー相場」です。インフレ(CPI)は前年比2.9%前後で推移する一方、日銀は大幅な利上げに踏み切れず、円安が固定化。結果として海外勢のキャリートレードが日経を押し上げています。本稿では、下記の3つの実トレードで即使える手順として解説します。

3つの手順

①ドル円の週足ラインの正しい引き方

②先物手口の“秒で読める”見方

③崩れ(円高転換)で利益を取るショート戦略

【AD】編集部が厳選した無料で学べる投資講座。本サイトからの申し込みは特典あり。

\期間限定、5,000円キャッシュバック!/

※AD

相場の前提|為替主導の「金融相場」になっている

現在の日本では、全国CPI(消費者物価指数)が前年比およそ+2.9%のインフレが続いています。他方、利上げは国債利払い・実体経済への負荷から大幅には進みにくく、円安が長期化。海外勢にとっては「円を調達して日本株を買う(キャリートレード)」が機能しやすい環境です。

この結果、日経平均は“実力(EPS成長)より為替で押し上げられやすい”構造へ。しかも日経は株価加重の特殊指数のため、高株価の半導体・値がさ株が指数を引っ張ると、指数ベースPER/PBRが実態より割高に見えやすい点にも注意。実務では、TOPIXや加重平均ベースのPER/PBRで温度感を測り、ドル円が反転(=円高転換)し始める瞬間を待つのがセオリーです。

ドル円の「週足ライン」引き方|ノイズを消して転換を掴む

手順A:まずは週足に固定(テクは週足優先)

  • 時間軸は週足。日足はノイズが多く、ダマシが増えます。
  • 移動平均は5週線20週線(約25日・100日相当)を基本に。
  • モメンタム確認にRSI(14)・MACDを補助的に使用。

手順B:節目(水平線)を先に確定

  • 直近半年~1年の週足終値ベース明確に止まった価格帯水平線を引く。
  • 高値・安値のヒゲより終値の密集帯を重視(実需の合意点)。

手順C:移動平均の「クロス」と「傾き」を見る

  • 5週線が20週線を下抜けたら、円高方向への初動を強く警戒。
  • MAの傾き(角度)がフラット→下向きに変わる過程が“本物”。

手順D:プライスアクションの確認

  • 5週線を上→下に明確ブレイクし、戻りで5週線に頭を抑えられる(レジ化)と転換の型。
  • 直近レンジ下限のクローズ割れで先物ショートの“黄信号”。

手順E:債券との整合(日米金利差)

  • 米10年金利(US10Y)が低下に転じると、円高圧力が高まりやすい。
  • 為替・金利・株先物の同時性を意識。タイムラグは数営業日程度が多い。

補足:テクニカルの具体値(5日・21日・200日等)は速報サイトでも確認可能。指標の基準だけでなく、週足のクロスと水平線を「一枚絵」に落とすことが実務上の勝率を上げます。

先物手口を“秒で読む”|海外勢の向きで相場は決まる

見る場所—1次情報

  • 投資部門別 取引状況(先物):海外投資家・個人・生損保・投信などの売買状況(毎週公表)。
  • 取引参加者別 取引高(手口上位):証券会社別の売買シェア(先物・OP)。

“秒読み”テンプレ—3行で判断

  1. 海外投資家が先物を買い越し→継続なら上、売り越し転換で潮目変化。
  2. 手口上位で外資系(GS/UBS/シティ等)の売り優勢が連続→トレンド変化のシグナル。
  3. 現物の投資部門別で海外が売り越しに回り、かつ先物も売りなら下方向の“合意”。

よくある勘違い

  • 「一週間だけのデータ」で結論を出さない。3~4週の流れで見る。
  • 現物が買いでも、先物の売りが先行するケースに注意(価格主導は先物)。

崩れで勝つショート戦略—何を・いつ・どう切るか

崩れの順番—セオリー

  1. 日経225先物/レバETFが最初に滑る(先物主導)。
  2. 値がさ・半導体・ハイβが落ちる(指数寄与が大)。
  3. 遅行で銀行・商社に波及(円高で輸出採算・資源の逆風)。

エントリー条件

  • ドル円週足:5週線デッドクロス、水平線下抜け、戻り売りで陰線。
  • 先物手口:海外売り越し転換が2~3週継続。
  • 日経チャート:直近レンジ下限の終値ブレイク(出来高増)。

プロの損切・利確ルール

  • 損切:直近戻り高値のに置く(ショート1.5~2ATR)。
  • 利確1:次の週足水平線で半分利確。
  • 利確220週線タッチで残りの大半を利確、残ポジは移動損切

銘柄セレクション

  • 先物・ETF:日経225先物/TOPIX先物/日経ダブルインバース等。
  • 個別:指数寄与の大きい値がさ(半導体・装置・高PER)。
  • 避ける:出来高乏しい小型(踏み上げ・スプレッド拡大のリスク)。

注意:個別ショートは貸株料・逆日歩・材料リスク(決算・国策)に留意。先物・ETF主体が基本。

Check List!

  • ドル円週足:5週線が20週線を下抜け、MAの傾きが下向きになった
  • 週足水平線(直近レンジ下限)を終値で割れ
  • 海外投資家の先物売り越しが2~3週続いた
  • 値がさ・半導体が指数より先に崩れ始めた
  • US10Yが反落基調で、日米金利差が縮小方向に傾いた

よくある質問|Q&A

日銀のETF買いが支えている?

近年は公的買いの常時発動は限定的。上昇の主因は為替と海外勢の先物フロー。

PER/PBRはどれを見れば?

TOPIXや加重平均ベースを主に。日経の指数ベースは歪みやすいため補助指標として使う。

【推奨】ツール・口座|トレード効率を上げる

チャート&スクリーニング|週足のMA・水平線・出来高を素早く描けるものが必須。

※AD

口座開設リンク|無料で開設で本サイトのオリジナル特典付き。

※AD

【Check Point!】|日経の天井は「為替」から来る

日本株は今、円安=キャリーフローの追い風で「価格先行」の上昇が続いています。崩れるときはドル円の週足が先に教えてくれます。5週×20週のクロスと水平線割れ海外勢の先物売り越し転換US10Y低下が揃ったら、ショートの準備を。
本記事の手順をそのままチェックリスト化し、いつでも“崩れ”を利益化できる体制を整えましょう。


\経済指標や投資を本気で学びたい方は必見!/

【編集部おすすめ】株歴50年超のプロが今、買うべきと考える銘柄『旬の厳選10銘柄』シリーズ最新号公開中!

※AD

\期間限定5,000円キャッシュバック実施中!/

投資のパーソナルトレーニングCASHUP

※無料体験会への参加が条件。