マイケル・バーリ氏、エヌビディアとパランティアに弱気姿勢—「AIバブル」警鐘

2008年のリーマン・ショック前に住宅市場の崩壊を予見し、「世紀の空売り」で名を馳せたマイケル・バーリ氏が、再び市場に対して警鐘を鳴らしています。氏が率いるサイオン・アセット・マネジメントは、エヌビディア(NVIDIA)とパランティア(Palantir Technologies)株に対し、株価下落で利益を得るプットオプションを取得したことが明らかになりました。AI関連銘柄への過熱感が高まる中、「AIバブル」への懸念が再び浮上しています。

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マイケル・バーリ氏とは? ― 「世紀の空売り」で有名な投資家

マイケル・バーリ(Michael Burry)氏は、2000年代半ばに米国住宅市場のサブプライムローン問題をいち早く見抜き、大手金融機関に対して大規模な空売りを行った人物です。その実績は映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』として映像化され、彼の名前は世界的に知られるようになりました。

彼が市場に向けて発するメッセージは、しばしば「市場の潮目が変わるサイン」と解釈されることがあります。今回のエヌビディアとパランティアに対する「弱気ポジション」開示は、多くの投資家にとって注目すべきシグナルといえるでしょう。

サイオン・アセット開示—弱気ポジションの内容

米証券取引委員会(SEC)へ提出された13F報告書によれば、サイオン・アセット・マネジメントはエヌビディアとパランティアの株価下落に連動して利益が得られるプットオプションを購入していました。

  • エヌビディア(NVIDIA):AI半導体市場の中心企業
  • パランティア(Palantir):政府・軍事関連のビッグデータ企業
  • ハリバートン、ファイザー:コールオプション(上昇見込み)取得

つまり、バーリ氏は「AI関連銘柄には過熱感がある一方、他の業種には相対的に割安な銘柄も存在する」と見ている可能性があります。

AI市場は加熱している?― 資金循環型ラリーの懸念

ここ数ヶ月、エヌビディアやOpenAIに関連する銘柄は急速に資金が流入し、短期的な価格上昇が連鎖する循環型相場が発生していると見られています。

市場には次のような声が広がっています。

「AIは確かに革新的だが、株価はすでに将来の成長を織り込みすぎている」

バーリ氏も先日、X(旧Twitter)で「sometimes, we see bubbles(時に、私たちはバブルを見る)」と投稿し、映画『マネー・ショート』の自身のキャラクター画像を添付していました。これは明らかに「過去と似た過熱現象」を示唆しています。

エヌビディアとパランティアの株価反応

13F報告書開示後、パランティア株は米市場開場前取引で一時8.1%下落。エヌビディアも一時2.6%安となりました。

市場は敏感に反応していますが、依然としてAI期待は強く、強気筋と慎重派の攻防は今後も続く可能性があります。

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投資家は今どう向き合うべきか ― 「熱狂」より「冷静」

今回のバーリ氏の動きは、投資家に「一度立ち止まる必要性」を示しています。

特に個人投資家が陥りやすいのは、以下の状況です。

個人投資家の陥りやすい3つの状況

  • 流行銘柄だけを追い続ける
  • SNS・コミュニティの熱狂に流される
  • ファンダメンタルズを置き去りにする

AI関連銘柄は長期テーマとして有望である一方、短期的には調整局面が挟まれる可能性も十分に考えられます。情報を冷静に整理し、自身のリスク許容度を基に戦略を立てることが重要です。

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【Check Point!】| バーリ氏の警鐘は「無視できない」

マイケル・バーリ氏は過去の実績から、「市場の転換点」を早く察知する投資家として知られています。今回の弱気ポジションは、AI関連銘柄の高騰を鵜呑みにするのではなく、一度冷静に見直す必要があることを示唆しています。

投資においてもっとも大切なのは、「熱狂より冷静」。この点を忘れず、市場を俯瞰した視点で判断していきましょう。

【出典】


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