今週の相場とシナリオ-25.5.26〜30

先週は、やはりトランプ関税ショック前の高値に到達したあたりから指数などは上値が、重くなってきており週末にかけて下落してくる展開となりました。今週も感覚的に、各主要指数(NASDAQ、ダウ30、日経225等)は前半もしくは後半頭ぐらいまでは下げてくると考えています。
また、先週頭に話しておりました金はやはり予想通りトランプ大統領の圧力もありましたがロシアとウクライナの停戦90日間が合意されるとの報道から、完全な停戦までは持ち込めなかった事もあり上昇する展開となりました。
そして、今週は大きな経済指標もないのでテクニカル通り進んで行くとは思いますが、週前半に米国の貿易関税の不安要素が漂い、週後半にポジティブなニュースが出始め木曜、金曜辺りから少し反発し始めるのではないなと考えています。
1.テクニカル分析
1.ダウ工業株30種
日足(D1):長期視点
日足で見るとトランプ関税ショック前の高値辺りが上値抑えるゾーンとなっており、先週の戻り高値辺りでやはり新しい抵抗帯となっている事が確認できました。
また来週は、空売りするタイミングはないと考えておりポジションを取るとすれば$40,000〜$40,500のゾーンに入り出したら様子を見て買い建てを建てるチャンスが出てくる可能性あるとみています。

4時間足(H4):中期視点
4時間足から見る中期視点については、今、200EMAに支えられてきていますので週前半に少し上がるタイミングがあるかもしれませんが1時間足等は既に200EMAが上に被さってきていますので、4時間足で週前半上げてきたとしても$42,000ぐらいを上値に降りてくるのではないかと考えております。
私と同様に既に空売りを仕掛けている方は、来週週末までに$42,000〜40,500のゾーンに入りはじめましたら利確を検討された方がいいかと考えています。

2.日経225
日経225は、必然的にダウ30やNASDAQに引っ張られる事が多く、下落率などは多少ズレがあるにしても同じような軌道を描く可能性が高いと考えています。
また、赤沢経済再生担当大臣が23日から米国入りし関税交渉に入りますが交渉における合意などポジティブなニュースがあったとしても、マーケットの指数などには影響薄く、反応したとしてもかなり微妙な反応だと考えております。
4時間足(H4):中期視点
4時間足からみる中期視点についてですが、中期視点といいましても時間軸で考えると概ね1〜2週間程度でみて頂きたいのですが、来週の価格推移は¥35,000〜38,500の幅内にて推移すると考えており、基本的にはトレンドは下に向かっていると考えておりますので、週前半に上がってきたら売るイメージでいいと考えています。
また、週前半の上昇の勢いが強く上値の目処¥38,500を上抜けでくる場合には、そのまま¥40,000を狙ってくる場合がありますので、空売りを仕掛けている方、仕掛ける予定の方は、必ずこのラインを損切りとして守って頂けると損失を最小限に納めることが出来ると考えています。
※投資は、必ず自己責任の元おこなって下さい。
